
こんにちは、おかぴです。
高校卒業から電子部品の製造現場で働き、20年近く精密機械の保全マンをしてきた私の経験から、
私の思う“プロフェッショナル”について解説していきます。
少しモノ作りよりの考えになっていると思いますが、全ての仕事に通ずるものだと思います。
特に社会人の方には、この記事を読んで少しでも“プロ意識”を高めてもらえたらと思います。
〇いわゆる“プロ”とは?

取り合えずお金貰えればプロなんじゃね?

その通り。
自分がおこなった作業や仕事に対し、給料などのお金が支払われれば“プロ”と言っていいと思うよ。
しかしどうでしょうか。 その道30年の信頼と実績のあるベテラン社員が作った製品と、入社1ヵ月の研修生が作った製品。 あなたはどちらの製品を買いますか?
私なら少し高くてもベテラン社員が作った製品を買うと思います。
なぜならより品質が良さそうだからです。
製品規格の中央値で作られた製品と、規格ギリギリの数値の製品とで、実際はどちらの製品も規格内に入っている製品なので同じ値段で売られることになると思います。
〇“プロ意識を持つ”
ここで私がこの研修生に感じてほしいこと。それは、
“プロ意識”を持つということ。
お金さへ貰えればいい。ではなく、お金を貰う以上その製品を買うお客様のニーズに応えられるような製品を作れるように“プロ意識”を持って仕事をしてほしいのです。
実際にこの“プロ意識”を持っていない人が本当に多いです。

ぱんだ
面倒な作業とか難しい作業はできるだけしたくないわ。
楽そうなことだけやっとこ。 大変な作業は誰かやってくれるやろ。
あーあまだ10時か、はよ帰ってゲームしてー。

かば・こびと
取り合えず規格内入っとけばいいやろ。
頑張りたくないしゆっくりやろ。
ってかねむっ!
意識低い系の人は大体こんな感じでしょうか。
続いて意識高い系の人はどうでしょうか。

おかぴ
まずは今日一日の段取り決めからや!
日産これだけ数あげるぞ!
ロット切替目標回数〇回!
品質異常は当然0や!
このように、“プロ意識”を持つ持たないでこれだけ考えに差があることが分かりました。
〇“プロ意識”を持つことで得られるメリット
・信頼される
上司、先輩、後輩、同僚に、頑張っている人は信頼されます。
仕事の出来に対してはもちろん、人間的にも信頼が厚くなります。
・高度な仕事を任されるようになる
より難しく高度な仕事を任されると責任が重くなり、正直嫌なこともあるでしょう。
しかし、その壁を乗り越えることによって多くの経験を得、大きく成長します。
やらずに逃げてレベルの低い所で争ったり自己嫌悪に陥るより、成長した自分を想像して
前向きに捉え、果敢に挑戦していきましょう。
きっと良いことが待っています。
・自信が付き、自己肯定感が上がる
多くの経験や成長により、自信と自己肯定感が上がります。
“人生をより豊かに”生きるためにもこの部分はめちゃくちゃ重要になります。
・給料が上がる
当然おのずと給料は上がります。
生活も潤いますし、出来ることや可能性も増えます。
家族にも喜ばれるでしょう。
・出世する
正直これは人によります。
もちろん出世することによって更に成長できますし、得られるものも多いでしょう。
しかし同時に代償もあります。
責任が重くなり、休み難くなる。休みの日だろうが夜中だろうが連絡が来る。時間がなくなる。
等々、メリットデメリットを天秤にかけて慎重に選択してください。
大切なのは、“本質を見極め、目的を見失わないこと”です。
“本質”について、別記事で解説しています。こちらもご参照ください。
>“本質とは”幸せな人ほど知っている、本質の意味と見抜く力の重要性と見抜き方
・なんだかんだ楽しめる
どうせやらないといけないなら楽しんだ方が良い。
楽しむためには一生懸命やることです。悔いを残さないように!
紹介したメリット以外にも様々なメリットがあるでしょう。
皆さんもぜひ“プロ意識”を持って仕事に取り組んでみてください。

“プロ意識”かぁ。
正直なんも考えてえんかったわ。
これからはもっと効率の良い作業の仕方とか、生産数上げるためにどうしたらいいか考えながら仕事するようにしてみるか。

指示されたことは真面目に取り組むようにしてたけど、品質良くするためにどうしたらいいかとか、“プロ意識”持って自分から少しずつ改善していこうと思う。

二人とも少し考えが変わったみたいやね。
なんで自分ばっか大変な思いせなアカンのやって思うこともあるかもしれんけど、
後々あの時やっといて良かったって思える日がきっと来るから、頑張って続けていってほしいな。
さて、今回は前編ということで比較的経験が浅い人向けの内容でした。
次は“プロ意識”を持った更に上級者向けの
>“プロフェッショナルとは”~後編~ 仕事の高み、匠の領域へ 真のプロフェッショナルとは
に続きます!
こちらの記事も併せてご覧ください!
>“本質とは” 幸せな人ほど知っている 本質の意味と見抜く力の重要性と見抜き方
>”繊細な人(HSP)” ~前編~ 音編 実はその音ストレスです
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